結婚式BGMの選び方|シーン別おすすめ曲と著作権の注意点
結婚式の各シーン(入場・乾杯・ケーキ入刀・お色直し・退場)に合うBGMの選び方を解説。邦楽・洋楽の人気曲リスト、著作権・ISUMの手続き方法まで。
結婚式のBGM(音楽)は、会場の雰囲気を作り、ゲストの感情を動かす重要な演出要素です。 入場で華やかに、ケーキ入刀で楽しく、花束贈呈で感動的に ── 適切なBGMがあるだけで、結婚式の印象が大きく変わります。 しかし、「何曲用意すればいいの?」「著作権はどうすればいい?」「邦楽と洋楽、どっちがいい?」 と悩むカップルも多いのが現実です。 この記事では、シーン別のおすすめ曲リスト、邦楽vs洋楽の比較、 著作権(ISUM/JASRAC)の手続き方法、必要曲数の目安まで徹底解説します。
結婚式BGMの役割と選び方の基本
結婚式のBGMは、単なる「バックミュージック」ではありません。場面の空気を作り、ゲストの感情を導く「演出装置」としての役割を持っています。 入場時に流れる曲でゲストの期待感が高まり、花束贈呈で流れる曲で涙を誘う ── それほどBGMの力は大きいのです。
BGM選びの基本原則
シーンの雰囲気に合わせる
入場は華やかに、歓談はリラックスして、花束贈呈は感動的に。 各シーンの「感情」に合った曲を選ぶことが最も大切です。 アップテンポな場面にバラードを流すと、場の空気がちぐはぐになります。
ゲストの年齢層を考慮する
ゲスト全員が知っている曲であるが必要はありませんが、 20代のゲストしか知らないJ-POPばかりだと、年配のゲストは置いてけぼりに。 世代を超えて愛される楽曲や、洋楽・インストゥルメンタルを バランスよく織り交ぜましょう。
二人の思い出の曲を取り入れる
初めてのデートで聴いた曲、プロポーズの時に流れていた曲など、 二人にとって特別な意味のある曲を1〜2曲入れると、 結婚式がより一層パーソナルで特別なものになります。
シーン別おすすめBGMリスト(全9シーン)
結婚式・披露宴の各シーンに合うおすすめBGMを、邦楽・洋楽それぞれご紹介します。 シーンの雰囲気と合わせて参考にしてください。
1. 迎賓(ゲストの入場)
雰囲気:優雅・リラックス / 15〜20分ゲストが会場に入り、着席するまでの時間に流すBGMです。 ゲスト同士の会話の邪魔にならない程度の音量で、穏やかでエレガントな楽曲がおすすめ。 ジャズ、ボサノバ、クラシック、インストゥルメンタルが定番です。
邦楽:Lemon(インスト版)/ 米津玄師、ひまわりの約束(ピアノ版)/ 秦基博
洋楽:Can't Help Falling in Love / Elvis Presley、The Way You Look Tonight / Frank Sinatra
クラシック:カノン / パッヘルベル、G線上のアリア / バッハ
2. 新郎新婦入場
雰囲気:華やか・ドラマチック / 2〜3分新郎新婦の登場を盛り上げる、披露宴で最も重要なBGMの一つ。 サビから始まる曲や、徐々に盛り上がる構成の曲が人気です。 ゲストの拍手と重なっても曲の存在感が感じられる、 力強いサウンドの楽曲を選びましょう。
邦楽:Butterfly / 木村カエラ、Love so sweet / 嵐、にじいろ / 絢香
洋楽:Marry You / Bruno Mars、Sugar / Maroon 5、A Thousand Years / Christina Perri
3. ケーキ入刀・ファーストバイト
雰囲気:楽しい・ポップ / 3〜5分写真撮影タイムでもあるため、明るくポップな曲がぴったりです。 ゲストが手拍子しやすいリズミカルな曲を選ぶと、自然と盛り上がります。
邦楽:幸せをフォーエバー / MISIA、Love / Superfly、Happiness / 嵐
洋楽:Happy / Pharrell Williams、Cake By The Ocean / DNCE、I Gotta Feeling / Black Eyed Peas
4. 乾杯
雰囲気:祝福・爽快 / 1〜2分乾杯の発声に合わせて流す曲です。 「乾杯!」の瞬間にサビが来るよう調整できると最高です。爽快感のある明るい曲が定番です。
邦楽:乾杯 / 長渕剛、バンザイ〜好きでよかった〜 / ウルフルズ、Celebrate / TWICE
洋楽:Raise Your Glass / P!nk、Celebration / Kool & The Gang、What A Wonderful World / Louis Armstrong
5. お色直し退場(中座)
雰囲気:温かい・感動 / 2〜3分お色直しのために退場するシーン。エスコート役(母親や友人)と一緒に退場する 感動的な演出と合わせて、温かいバラードや感謝の曲がよく合います。 特に母親と退場する場合は、親への感謝ソングが涙を誘います。
邦楽:未来へ / Kiroro、ありがとう / いきものがかり、糸 / 中島みゆき
洋楽:You Raise Me Up / Celtic Woman、Because You Loved Me / Celine Dion
6. お色直し入場(再入場)
雰囲気:サプライズ・華やか / 2〜3分お色直し後の再入場は、ドレスチェンジのお披露目タイム。 最初の入場とはまた違う雰囲気を出したい場合が多く、インパクトのある曲やサプライズ感のある選曲が人気です。 キャンドルサービスと合わせる場合は、ロマンチックな曲も合います。
邦楽:恋 / 星野源、Pretender / Official髭男dism、やさしさで溢れるように / JUJU
洋楽:Just The Way You Are / Bruno Mars、Thinking Out Loud / Ed Sheeran
7. 花束贈呈・手紙朗読
雰囲気:感動・感謝 / 5〜8分披露宴で最も感動的なシーンです。 新婦の手紙朗読と花束贈呈に合わせて、涙を誘うバラードや感謝の歌を流します。 歌詞が聞こえすぎると手紙の朗読の邪魔になるため、 インストゥルメンタルや控えめな音量にするのがポイントです。
邦楽:家族になろうよ / 福山雅治、ひまわりの約束 / 秦基博、奏 / スキマスイッチ
洋楽:A Thousand Years / Christina Perri、The Prayer / Celine Dion & Andrea Bocelli
8. 新郎新婦退場
雰囲気:感動・希望 / 2〜3分新郎謝辞の後、新郎新婦が退場するシーンです。 感動的な余韻を残しつつ、未来への希望を感じさせる曲が合います。 エンドロールムービーにそのまま繋がる場合は、 エンドロールのBGMとの流れも意識しましょう。
邦楽:永遠にともに / コブクロ、Wedding Song / 斉藤和義、115万キロのフィルム / Official髭男dism
洋楽:Perfect / Ed Sheeran、All of Me / John Legend
9. 送賓(お見送り)
雰囲気:明るい・余韻 / 10〜15分ゲストが退場し、新郎新婦がプチギフトを手渡しながらお見送りするシーンです。 感動の余韻を残しつつも、明るく前向きな曲で送り出しましょう。 ゲスト同士が「楽しかったね」と語り合える、温かい雰囲気の曲がぴったりです。
邦楽:ありがとう / いきものがかり、幸せをフォーエバー / MISIA
洋楽:What A Wonderful World / Louis Armstrong、Happy / Pharrell Williams
邦楽 vs 洋楽:それぞれのメリット
「邦楽と洋楽、どちらを選べばいいの?」と悩むカップルは多いです。 結論から言えば、両方をバランスよく使い分けるのがベストです。 それぞれのメリットを理解して、シーンに合わせて使い分けましょう。
邦楽のメリット
- +歌詞の意味がゲスト全員に伝わる
- +知名度の高い曲なら共感が得られやすい
- +花束贈呈など感動シーンとの相性が抜群
- +年配のゲストにも馴染みやすい
おすすめのシーン:花束贈呈、乾杯、お色直し退場
洋楽のメリット
- +おしゃれで洗練された雰囲気を演出
- +歌詞が気にならないため歓談の邪魔にならない
- +映画のようなドラマチックな演出に最適
- +入場シーンとの相性が良い
おすすめのシーン:迎賓、入場、ケーキ入刀、送賓
著作権の注意点(ISUM・JASRAC)
結婚式で市販の楽曲を使用する場合、著作権の手続きが必要です。 無断使用は著作権法違反となるため、正しい手続きを理解しておきましょう。
JASRAC(ジャスラック)
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、楽曲の「演奏権」を管理しています。 結婚式場でCDやスマートフォンから音楽を流す場合、 会場がJASRACと包括契約を結んでいれば、追加の手続きは不要です。ほとんどの式場はJASRACと包括契約済みのため、 会場のスピーカーからBGMを流すだけなら、カップル側での手続きは基本的に不要です。
ISUM(アイサム)
ISUMは、結婚式で楽曲を「複製」して使う場合に必要な許諾を管理する団体です。 具体的には、以下のケースでISUMの許諾が必要です。
- 市販CDの楽曲をプロフィールムービーやエンドロールのBGMに組み込む場合
- 市販CDの楽曲を別のメディア(USB・DVD)にコピーして使用する場合
- 楽曲を使った映像を記録メディアに焼いて式場に持ち込む場合
ISUMには約25,000曲が登録されており、1曲あたり数千円程度の利用料で 許諾を得られます。式場がISUMの加盟会場であれば、式場を通じて申請可能です。
著作権処理のまとめ
- 会場で流すだけ(CDを再生)→ 会場のJASRAC包括契約でカバーされることが多い
- ムービーに楽曲を組み込む→ ISUMの許諾が必要
- ISUM未登録楽曲→ レコード会社に個別許諾申請(時間がかかる)
- フリーBGM→ 著作権処理不要(ライセンス規約を確認)
自作ムービーのBGM選びと注意点
プロフィールムービーやオープニングムービーを自作する場合、 BGMの選び方には特に注意が必要です。 映像に楽曲を組み込む(複製する)行為には著作権の許諾が必要だからです。
ISUM登録曲から選ぶ(最も安心)
ISUMに登録されている約25,000曲の中から選べば、式場を通じて許諾申請ができます。ISUMの公式サイトで楽曲検索が可能です。人気のウェディングソングはほぼ登録されているため、選択肢は十分にあります。申請費用は1曲あたり数千円程度です。
フリーBGMを活用する(手続き不要)
著作権フリーの楽曲なら、許諾申請の手続きが一切不要です。Artlist(年額約2万円で全曲使い放題)、Epidemic Sound(月額約1,500円)、甘茶の音楽工房(完全無料)など、利用しやすいサービスが複数あります。ウェディング向けのカテゴリで探すと、使いやすい楽曲が見つかります。
注意:市販楽曲の無許諾使用はNG
YouTubeやSpotifyで聴ける市販楽曲を、許諾なしにムービーに組み込むのは著作権法違反です。「結婚式だから大丈夫」ということはありません。式場によっては、著作権処理がされていない映像の上映を断るケースもあります。「BGMの著作権、大丈夫ですか?」と式場から確認される前に、事前に対応しておきましょう。
BGM数の目安と選曲スケジュール
「結局、何曲用意すればいいの?」という疑問にお答えします。 披露宴の標準的な進行で必要なBGMの曲数と、選曲のスケジュールをまとめます。
必要なBGM数の目安
ムービー用のBGMを含めると、合計で10〜15曲程度を 新たに選曲する必要があります(ムービーBGMと会場BGMが重複する場合もあるため)。 多く感じるかもしれませんが、迎賓や歓談のBGMはプランナーにおまかせすることも可能で、 その場合は5〜8曲程度の選曲で済みます。
選曲スケジュール
BGM選びの最終チェックリスト
選曲が完了したら、以下のチェックリストで最終確認を行いましょう。
BGM最終チェックリスト
BGMは結婚式の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。 シーンに合った選曲で、ゲストの心に残る素敵な結婚式を演出しましょう。
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